世界を納得させるメッセージとは？人を引き付ける扇動術とは？

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世界を納得させるメッセージ,一体どんな方法なのか？

 

人が、人の話を良く聞く事とは、
聞き入る人は、その相手の人の事を
信用しているか、もしくは、その正反対、
全く、疑っているかのどちらかの場合が多いのです。

 

 

人を引き付ける魅力に長けている人、
一種のカリスマ的存在の人。

 

 

こういう立場の人は、
聞き入る人をどんどん、その人の意見を
聞いている人を自分の世界に入れやすくなります。

 

そして、盲目的に人の心を
鷲掴み出来れば、相手を洗脳する事も出来ます。
宣伝効果も屈指すれば、国までも動かす事も不可能では無くなります。

 

例え訴えている事が、間違っている事でも、
聞いている人に、「その意見は正しい。」と、思わせる事も出来てしまいます。

 

盲目的に、人を引き付け魅力あるキーワード。
その意見を肯定する様な、宣伝効果。

 

この二つあれば、聞いている人にとって、
絶対的なカリスマの誕生になる可能性も秘めています。

 

 

これを過去に実践したのが、
ナチスドイツ総統【アドルフ・ヒットラー】と云う人。

 

彼の、気違いじみた演説に当時のドイツの民衆は、
心酔したのです。
だから、あの時代に【ドイツ第三帝国】の建設を掲げる事が出来たのです。

 

彼が、上手だったのは先にも述べた、
”宣伝効果”だと言われています。
そこには、聞き入る民衆に一途も疑う余地を与えない、
圧倒的な、演説力が有ったのです。

 

人を酔わせる演説を行い、
国を挙げての宣伝効果を狙ったのです。
人を引き付ける為の研究を徹底的に行ったと言われています。
演説を行う時間・内容・熱狂的にさせる為の、
シナリオ作成にと。

 

彼は、どうすれば良いのか、全てを知っていた。
だから、国民を一方向へと導く事が出来たのです。
それは、全て計算の上での事。
国民を自分の掌の上に置くことが出来たのです。

 

人の心を鷲掴みにする様な演説を行い、
その思想の正当性を掲げる。

 

そのバックには、国を挙げての宣伝を行う。
その宣伝の中には、思想を織り交ぜる。
つまり、肯定された宣伝。
プロパガンダの完成です。

 

こうなれば、その思想を強制する様な、
洗脳に近い状態にまで持って行けたです。
基本は、その思想が民衆に支持されている事。

 

この方法が成功すれば、一方的に、
熱狂的に民衆に支持させる事が出来る。
【アドルフ・ヒットラー】は、まさにここに焦点を合わせた、
扇動家だったのです。

 

 

唯、彼が今の時代に出てきて、
そのまま、当時と同じ事が出来るか？

 

その当時と、時代背景がかなり違っているので、
同じという訳には行かないでしょう。

 

それは、【ヒットラー】が、万膳な演説を行って、
国民の圧倒的な支持を得たのも、プロパガンダと、
彼の演説が有っただけ、それだけではないのです。

 

その時の、ドイツの時代背景と、
国内に溜まった、経済への不満、【第一次世界大戦】での、
敗北による国民の劣等感などが重なり、
その時の国内での空気を一色に変えられたと云う事もあるのです。

 

その頃のドイツは、第一次世界大戦で敗戦し、
国内の経済も、国民の感情も最悪の時だった。

 

彼は、それらの、時代背景と国民感情を上手く操る事が出来たのです。
悪い事情は、全て、憎しみの対象を一つにしました。

 

その対象は、【ユダヤ人】。悪くもないのに、国のプロパガンダが、
それを掲げたのです。それにより、【ヒトラー】は自分の思想を
正当化する事に成功したのです。

 

つまり、色んな条件が重なった事が、
【ヒトラー】をドイツ国内での英雄と持ち上げる事に成功したのです。
まさに、【歴史の悪戯】と言える事だったのです。

 

 

あの時代と今とでは大きく異る・・・。

 

それは、民衆が一つの方向へと向いている訳ではないから。
現在は、第一次世界大戦の頃とはまるで違う世界。
文化の多様化が進み、大量生産の時代。
エネルギーの豊富さも違えば、人が求めている生活感と価値観も全く違う世界。
スピードも違えば、情報伝達能力も違うのです。

 

だから、民衆を一方向へと導くのは、【ヒトラー】が演説していた頃とは、
まるで勝手が違ってきて当たり前なのです。

 

 

2017年1月に、アメリカ大統領が生まれ変わりました。
【トランプ大統領】の誕生です。
彼の演説や、彼の持っている思想が、
大勢のアメリカ人の心を動かす事が出るかどうか、
今は、全く未知数だ。

 

その答えの一つが、世論調査での約49％の支持です。
つまり、約半分という事。
言い方を変えれば、アメリカ国民は2分されたと云う事です。

 

 

これはまさに、トランプ大統領が主張・理念・思想が、
半分以上、認められていないと云う事ではないでしょうか？
その上に、強硬姿勢をどんどん打ち出して来る。
それも、国民の納得を得ずに・・・。

 

ここが、最も危うい処なのではないかという気がします。
トランプ大統領は、政治経験も殆どありません。
彼を取り巻く、ブレーンも体制が整っていない用です。
要は、気の強い子供が、そのまま偉大な権力を手にしてしまった・・・。
こんな、前代未聞の様な状態にしか見えないのですが・・・。

 

これで本当に良いのか？【アメリカさん。】とでも言いたくなってしまう。
まるで、時代に逆行しているかの様に。

 

このまま行けば、本当に【バック・トゥ・ザ・フユーチャー】に出て来た、
【ビフ・タネン】の、現実化の様にさえ見えてしまいます。

 

どう見ても、戦略的に人々を納得できる技術を
持っているとは思えない。

 

ある程度の時間を掛け、考え抜いた思想を展開、
宣伝して来たとも思えないからだ。

 

知っていた人は、確かに多いだろうと思うが、
少なくとも日本の中では、トランプ氏よりも、
クリントン氏の方が、有名だった筈。

 

しかし、結果は見ての通り、
トランプ氏の辛勝に終わった。

 

 

 

今後、どうなるか解らないが、
内容の余りない、薄っぺらい演説ばかり行うのなら、
あの強硬姿勢故、一気に、今ある支持率は急降下するのではないだろうか？

 

 

世界を納得させるメッセージ,一体どんな方法なのか？

 

 

これから、彼がどんな政策を打ち出すのか、
どんな手法で、民衆を取り込んでいくのか、
まさに見ものである。

 

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